オリゴ糖ってなに?体にいいって本当?

オリゴ糖ってなに?体にいいって本当?

昨今の健康ブームの中で、腸内環境とオリゴ糖の関係が注目されています。普段の食事でとる食品にも含まれているオリゴ糖ですが、いったいどのようなものなのでしょうか。

・オリゴ糖ってどんなもの?
オリゴ糖とは「少糖類」とよばれる糖の一種です。私たちが普段食事からとっている砂糖とは違い、“人間の胃や小腸で分解・消化されず大腸にそのまま届いて、腸内細菌の働きをサポートする”という特徴があります。また、オリゴ糖のカロリーは“砂糖の半分ほど”しかありません。この2つの特徴が、昨今の健康ブームの中でオリゴ糖が注目される所以となっています。

・オリゴ糖の種類
オリゴ糖にはいくつか種類があります。そのなかでも大腸にそのまま届き、おなかの調子を整えるサポートをするといわれるものには「フラクトオリゴ糖」「ガラクトオリゴ糖」「イソマルオリゴ糖」などがあります。これらのオリゴ糖は腸内環境をサポートする以外に、それぞれで働きが異なります。

■「フラクトオリゴ糖」は腸内細菌であるビフィズス菌の働きをサポートします。ビフィズス菌は大腸に多く存在し、免疫機能に関与しているといわれます。フラクトオリゴ糖が多く含まれるものには「ごぼう」「たまねぎ」などの野菜類があります。

■「ガラクトオリゴ糖」は牛乳や母乳に多く含まれています。ガラクトオリゴ糖も腸内のビフィズス菌が増えるのをサポートすることでおなかの調子を整える働きがあります。母乳を多く飲んでいる赤ちゃんは飲んでいない赤ちゃんと比べて免疫力が高いといわれるのはこのためです。また、ガラクトオリゴ糖は熱に強いため、調理中に壊れにくく多くの食品に利用できるメリットがあります。

■「イソマルオリゴ糖」は私たちが普段からとっているはちみつ、しょうゆ、みそなどの発酵食品にも含まれています。また、厚生労働省が定める特定保健用食品の関与成分として認められています。熱に強く、酸で分解されにくいという特徴があります。スーパーなどでシロップ状の人工甘味料が出回っていますが、このイソマルオリゴ糖を使用している商品が多いです。

・ビフィズス菌はオリゴ糖と一緒にとることでパワーアップ!
ビフィズス菌などの善玉菌をとることが腸内環境を良好にすることにつながるといわれています。そしてビフィズス菌を単体でとるよりも、オリゴ糖を一緒にとることでよりいっそうビフィズス菌の働きを高めるとされ注目されています。これを“シンバイオティクス(synbiotics)”といいます。

・オリゴ糖は低カロリーでおなかにいい!
オリゴ糖は砂糖よりもカロリーが低いにもかかわらず、腸内環境をサポートする働きがあります。最近では血糖値を気にして甘いものや炭水化物を控える“糖質制限ダイエット”をしているひとも多いです。オリゴ糖は砂糖よりも少量で同程度の甘みを得られ、しかも血糖値を上げにくいので血糖値を気にしている人にもおすすめです。また、「腸内環境」は便通だけでなく肌、免疫機能、精神状態など多くのことに関与することがわかっています。健康習慣の1つとして普段からオリゴ糖を積極的にとることが、これからの超高齢化社会を生き抜くために重要なのかもしれません。