腸 睡眠

腸を整えればぐっすり眠ることができる
腸!腸内フローラが睡眠に関係?
大事な試験やプロジェクトの前日は、なんだかよく眠れなくなることがあります。
不眠症という言葉がありますが、ストレス社会で生きていれば「寝つきが悪い」「夜何度も目が覚めてしまう」などという症状に悩まされる人も多いのではないでしょうか。
精神状態が悪ければ眠りが浅くなってしまうといいます。
また、睡眠時間が短くなることが精神状況にも影響し、ますますストレスが重くなりメンタルがガタガタに崩れてしまうこともあります。
たとえ時間がなくとも、心身ともに健康でいるためには質の良い睡眠が必要になります。
より良い睡眠を作り出すために、腸内フローラが関係しているという報告があります。

・なぜ腸内フローラが睡眠に関係するのか

質の良い睡眠を得るには、ホルモンバランスが整っていることが重要だといわれます。
そして腸内細菌には睡眠に関わる「サイトカイン」というホルモンなどさまざまな物質やビタミンを合成する働きがあります。
そのため腸内フローラのバランスが崩れ、
腸内の環境が悪化している場合、
これらのホルモンやビタミンなどがきちんと分泌されなくなる恐れがあります。

不眠に悩まされている人は、
もしかしたら腸内環境の悪化によるメラトニンの不足が関係しているかもしれません。

質の良い睡眠を得るためには、
夜の就寝時にしっかりメラトニンが分泌されることが必要です。

それにより自然と眠気を促し、
夜の間はぐっすりと眠ることができます。

そして朝になると「コルチゾール」とよばれるストレスホルモンが分泌されることにより、
スッキリと目覚めることができます。

コルチゾールはストレスを受けた際にも分泌され、
危険を回避しようと働きかけてくれるホルモンです。

血糖値や血圧を上げる働きがあり、
朝きちんと目覚めるのに必要な存在です。

これらのメラトニン、コルチゾールというホルモンがきちんと決まった時間に適量分泌されることが、
スムーズで深い質の良い睡眠を作るために重要になります。

・腸内細菌が作り出すホルモンとは

腸内細菌が作り出すホルモンとして、主に3つ挙げられます。

1つは睡眠に関わるメラトニンです。

メラトニン副交感神経を高めて体がリラックスしやすい状況を作ったり、
体内時計を調節してくれる働きがあります。

夜眠る時間にメラトニンがきちんと分泌されることが、
スムーズな入眠に必要になります。

2つ目はドーパミンです。

ドーパミンは運動能力や、やる気、記憶力、快感などといった働きを調節するホルモンです。
疲労感を減少させたり、
物事への意欲を引き起こす際にも重要になります。

3つ目はセロトニンです。

セロトニンは腸のぜん動運動や、
精神状態の安定に必要なホルモンです。

別名「幸福ホルモン」ともよばれ、
体内のおよそ9割のセロトニンが腸で分泌されているといわれます。
このセロトニンの分泌量が不足することが、
うつ病などの精神疾患の原因となることもあります。

・質の良い睡眠には狂っていない体内時計が必要

私たちが毎日質の良い睡眠を得るためには、
体内時計がきちんと機能していることが必要です。

副交感神経を高めてくれるメラトニンは、
朝日を浴びた15時間後くらいに分泌される
といわれます。

そのため休みの日でも朝はしっかりとカーテンを開けて、
日の光を浴びることが重要です。
そしてすっきりとした目覚めにはストレスホルモンであるコルチゾールが必要です。

夜はメラトニン
朝はコルチゾール体内時計の指示のとおり、
適切に分泌される必要があります。

しかし何らかの影響によって腸内フローラが乱れている場合、
これらのホルモンが分泌されにくくなってしまいます。

腸内フローラ

 

  • 「加齢」
  • 「過度のストレス」
  • 「運動不足」
  • 「偏った食事」

などによってどんどん乱れていくといわれます。

そのため、乳酸菌ビフィズス菌などの善玉菌を体内に摂りいれること、
ストレスをできる限り減らすこと、
食生活を改善することなどが腸内環境を整えるために日々、必要になってきます。

腸内フローラを整えることが質の良い睡眠の獲得に必要です。

それらは1日で劇的に形成されるのではなく、
習慣
にすることが重要になります。

自身や家族の心身のために、
ぜひ腸にも耳を傾けてあげてください。