AGEが腸の老化を促す

AGEが腸の老化を促す理由とは?
フライドポテトなどの揚げ物が大好きな私たちですが、
「揚げ物にAGEが多く含まれるからあんまり食べない方がいい」
AGEは体の老化を促すから気を付けた方がいい」
と耳にしたことがあります。
あんなにおいしいものなのに、
体に及ぼす影響は別ということなのでしょう。
最近になってちらほらと耳にするようになったAGEですが、
具体的にどういったものなのでしょうか?

・そもそもAGEとはなにか

最近になって耳にするようになったAGEとはいったい何なのでしょうか。
AGEはAdvanced Glycation End Productsの略で、
日本語にすると「終末糖化産物」というなんだかとっつきにくいもののように聞こえますが、
つまりこれはタンパク質の糖化反応(メイラード反応)によってつくられる物質の総称です。
たとえば焼きあがったパンケーキがそれに当たります。
現在わかっているAGEは数十種類で、
まだまだ未知の物質もあるといわれます。

AGEはなぜ危ないか

AGEは病的な老化を促すといわれます。

その原因の本体となるものはまだわかっていませんが、
体内のタンパク質にどんどん蓄積し、
タンパク質本来の機能を奪ってしまうといわれます。

AGEはコラーゲンが多く集まる場所を集中的に攻撃します。
血管」「皮膚」「」などがそれに当たります。

AGEは年齢が上がるにしたがって増えていくといわれますが、
不健康な生活習慣によっても爆発的に増加する恐れがあります。
増えすぎたAGEによって引き起こされる病気は「糖尿病」「骨粗しょう症」「動脈硬化」などが挙げられます。

またこのほかにもコラーゲンを含む小腸大腸もまた、
AGEの標的になります。

腸管上皮にAGEが蓄積されることで硬くなり、
ぜん動運動がスムーズにいかなくなります。

また、大腸は加齢によってどんどん善玉菌が減少するため、
腸内環境が乱れやすくなります。

そこで悪玉菌が増殖しどんどん有害物質を発生させると、
腸管内で炎症が起こります。

そしてこの炎症によってAGEが産生されてどんどん腸管内に蓄積するという悪循環が繰り返され、
腸内環境の老化が進んでしまうのです。

AGEを減らして腸内環境を改善する工夫とは

AGEは年齢とともに増え、
日々体内に蓄積していくといいます。

人間は生まれた瞬間から死に向かっているため、
老化はどうしたって止められません。

しかし工夫をすることで過剰なAGEが蓄積するのを食い止めることはできます。

AGEの多い食品を極力摂らない

AGEは「パン」「パスタ」「コーンフレーク」といった主食に多く含まれます。

これは白米の3倍ほどのAGEを含むため、
過剰摂取には気を付けた方がいい食材です。

納豆や漬物といった発酵食品は善玉菌が豊富で腸内環境を良好にする効果があるため、
やはり日本食が健康には欠かせないのかもしれません。

また、AGEの量は調理法によっても変わってきます。

AGEは加熱によって増加するため、
極力生で食べられるものを摂った方がいいでしょう。

たとえばハンバーガーやフライドポテトといったファーストフード店で食べられるようなものよりも、
刺身や生野菜といった加熱調理をされていないものを多めに摂ることが大切です。

▼ゆっくり噛んで食べる習慣をつける

時間がないときにガーっとごはんを口に流し込むことがあります。
しかしそれはAGEの増加を促してしまう恐れがあります。

急いで食べることで大量に流し込まれた糖とタンパク質が急激に反応しやすくなってしまうのです。
そのため食事をするときは極力ゆっくり噛み、
食べたものがゆっくり腸に到達するようにすることが大切です。

家族や親しい友人、恋人との会話を楽しみながら食事をするのも良いかもしれません。
1食あたり20分以上時間をかけるのを心がけましょう。