小腸大腸はたらきしくみ
腸炎になったことがある方・・・その時はかなり辛い思いであったと思います。
普段の生活では外から見えない内臓のことはあまり気にする機会が少ないかもしれませんが、いざ体調を崩したときは普段の健康が本当にありがたく思うものです。
食べ物の栄養や水分の吸収を担ってくれている小腸大腸について掘り下げていきたいと思います。

・腸のお仕事は消化 吸収

ごはんは食べたらそのあとどこへ行く?
食事を食べ過ぎた時やお酒を飲みすぎた時なんかに、胃がもたれたりムカムかしたりする感覚は誰にでもあるかと思います。口から入った食べ物は、のどにある食道を通り胃まで運ばれます。
まず胃では消化が行われます。
そして消化されて吸収しやすくなったものが、次に小腸、大腸へと順に運ばれていきます。
小腸や大腸では養分や水分の吸収がなされ、そして最終的に体外へ便として排出されるのです。

・小腸をもっとくわしく!

小腸も消化をしている?
小腸は太さ3センチほどで、その長さはゆうに5メートルを超え、消化管のうちの8割を占めています。
私たちの体の中にそんなに長いものがあるとはなんとも驚きです。
小腸をもっと細かく分けると、胃から続いて順に十二指腸 空腸 回腸となっています。
そしてそれぞれで働きも違ってきます。
十二指腸では膵臓からの膵液と胆のうからの胆汁が分泌されます。
これらによって消化が助けられて、食べ物と混ざり合いながら移動をし、栄養を吸収していくのです。
また十二指腸腺というものがあり、そこから出る分泌液によって、胃酸から腸が溶けてしまわないように守っているのです。そして次に空腸、回腸と順に続いていき、進むにつれて少し細くなります。
この二つにはハッキリとした境目はありません。
空腸は回腸よりも若干長さが短く血管が豊富なため、少し見た目的に赤いそうです。

・大腸は吸収するところ!

大腸は小腸よりも太く、長さは1~2メートルほどで、主に栄養や水分を吸収しているところになります。
大腸はさらに細かく3つに分けられ、小腸から続いて順に盲腸 結腸 直腸とよばれます。
盲腸には虫垂という小さい袋があり、ここで起きる虫垂炎が有名です。
結腸ではナトリウムや水分、また小腸で消化しきれなかった栄養を吸収しています。
そして吸収されなかったものが便と呼ばれ、直腸へと運ばれます。
直腸は便を溜めておく場所です。
ある程度溜まってくると筋肉の働きにより外へと排泄されます。
大腸ではこのように、水分などを吸収して便を作っていきます。
この大腸が不調になると水分を吸収しにくくなるため、おなかが緩くなり下痢などを起こしてしまうのです。
それとは逆に便秘は水分を吸収しすぎてしまうことによって起きます。
原因はさまざまで、ストレスや食生活の乱れ、運動不足などによって引き起こされるといわれます。

腸内細菌と腸の関係

・意外と知らない腸内細菌と腸の関係!
大腸は小腸よりもずっと短いのですが、病気は大腸の方が多く起きるといわれます。
それは小腸が免疫を高める機能があるのに対して、大腸にはそれがないことが関係しています。
代表的なものですと「ポリープ」「大腸がん」などがあります。
そんな私たちの腸には善玉菌、悪玉菌などとよばれる細菌が1000兆以上も存在し、重さでは1キロほどもあるそうです。
健康であればこれらの腸内細菌のバランスは保たれているのですが、加齢や病気、食生活の乱れなどによって変化してしまうことがあります。
そうなると便秘になったり免疫力が下がるなどの悪循環に陥ってしまいます。
適度に運動をしたり、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌をうまく摂りいれる菌活をすることで腸内環境は改善されます。
私たちの体の内側からの健康をぜひこころがけましょう。

食道~大腸まで!消化管の全体像をまとめてもう一度おさらい!

「腸内環境の改善が美容や健康に重要だ」といいます。
腸内環境や、腸内細菌の生態や活用方法を知るためにも、それらが生息する消化管の全体像を理解しておきましょう。
そうすることで知識はグッと脳に定着しやすくなります。
私たちが口にしたものは半日~1日もの時間をかけてひと時の旅をします。
私たちが食べ物を吸収しそれをエネルギーとして利用しながら排泄に至るまでの流れを、しっかりと再確認しましょう。
相手をよく知ることこそが勝利(健康)のカギになるのではないでしょうか。

・食べたものが出てくるまで1日近くかかる

消化管は口の側から順に「食道」「胃」「十二指腸」「小腸」「大腸」と続きます。
これらの全長はおよそ身長の5倍ほどにもなり、複雑に折り重なって私たちの体に収まっています。
口から入ったものが胃に到着するとそこで2時間、小腸で7時間ほど消化・吸収に時間がかかります。
最後に大腸は小腸よりも短いですが、ゆっくりとぜん動運動がすすみ、トータルで半日~24時間かかって外に排泄されます。

・食道~胃まで

食道は、入ってきた食べ物をスピーディーに胃まで運ぶ働きがあります。
成人で30㎝ほどの長さになり、液体状のもので数秒、固形で数十秒かけて胃まで通過させます。
胃に到達した食べ物は、胃の収縮運動によって細かく砕かれます。そして消化液と胃酸によってその食べ物の成分を分解します。また、胃には「胃粘膜反射」というものがあり、胃に食べ物が入ることで結腸にあった便が直腸まで移動して排便を促します。

・小腸の働きとは

小腸はさらに3つに分けられ、それぞれを「十二指腸」「空腸」「回腸」といいます。
小腸では消化と吸収の8割が行われています。
「糖質」「脂質」「タンパク質」の栄養素を分解し、体に吸収します。そのため小腸では効率よく消化や吸収を行うために「腸絨毛」という突起でびっしりと覆われ、表面積を広げています。
その表面積はテニスコート1面分にもなるといわれます。
腸絨毛がない部分には「パイエル板」という免疫機関が存在します。
パイエル板は腸内細菌などに対する免疫応答の制御を行っており、いわば免疫の司令塔として働いています。

・大腸の働きとは

大腸の長さは人間の伸長と同じくらいの長さで、小腸の1/4程度しかありません。
大腸は「盲腸」「結腸」「直腸」と分けられ、結腸はさらに「上行結腸」「横行結腸」「下行結腸」「S字結腸」に分けられます。
細菌の働きによって食物繊維が発酵されたり、ビタミンなどの栄養素を作り出しています。
また、ここで吸収されなかったものが便を形成して排泄されます。
また、宿便は大腸にあると誤解されがちですが、実際にはそういった存在はなく、医学的に宿便の存在は否定されています。
便の半分以上が腸内細菌で構成され、1gの便にはおよそ1兆個もの腸内細菌がいるそうです。
そのため便はただ排泄すればいいというものではなく、腸内環境のバロメーターである腸内細菌の状態がわかるため、観察する必要があるのです。

・腸に存在する腸内細菌たち

腸の粘膜は内側から「粘膜」「粘膜下層」「固有筋層」「漿膜下層」「漿膜」の5層で構成されています。
そしてその粘膜の表面に広がる厚さ0.1㎜ほどしかない「粘液層」という部分に腸内細菌は存在します。
この腸内細菌は侵入してきた菌と戦って病気を予防したり、セロトニンという幸せホルモンをつくって精神状態を安定させたり、免疫力を高めてがんを予防したり便通を改善するなどのさまざまな働きを毎日行っています。
これら腸内細菌の働きを最大限に高めるためには、菌が喜ぶものを与えることが大切です。
乳酸菌やビフィズス菌が豊富な乳酸菌飲料や発酵食品と、腸内細菌の好物である「オリゴ糖」「食物繊維」を同時に摂ることでより一層効果が高まります。

腸は第2の脳

腸はなぜ「第2の脳」とよばれるのか?
腸がないと生きてはいけないのでしょうか。

腸は第2の脳であるという言葉があります。
脳がなければ私たちは全く動くことができない以前に、
生きていくことができません。

脳は体のすべての動きをつかさどり、
視覚や嗅覚、
味覚などの感覚、
快や不快などの感情をコントロールしています。

そんな脳の2番手であるのが腸?というのなら、
どれほど重要なものなのでしょうか?

腸の働きというのは消化や吸収ぐらいだと思っている人も多いかもしれません。

しかしさまざまな研究から、腸には脳と深い関連があるということまでわかってきているのです。

・私たちはストレスで胃腸をおかしくする

脳で感じたストレスが、さまざまな体調不良を引き起こすのはよくあることです。
朝、学校や会社に向かう途中で、胃痛や下痢、腹痛などの症状が出てあわててトイレに駆け込む人もいます。
なぜ、一見関係のない胃腸などの臓器に、緊張感やストレスが反映されてしまうのでしょうか。

じつは腸と脳には「脳腸相関」とよばれる双方向性の関係が存在しているのです。

脳の状況は腸に、そして腸の環境が脳へと影響することがわかってきました。
たとえば、うつ病などの精神病患者の腸内環境を調べてみると、
ほとんどの人の腸内フローラが悪い状態にあったそうです。

どの人も腸内細菌である「悪玉菌」が増えすぎていて、
「善玉菌」の働きを抑制していたそうです。

脳で感じたストレスが悪玉菌を増やしてしまうことで、
便通の悪化や免疫力の低下などの不調を引き起こします。

また、腸内環境が悪ければストレス耐性が弱まり、
脳にもそのダメージが反映されやすくなってしまいます。

・腸が脳よりも優れている点

腸は脳からの指示がなくても、
独自の働きによって私たちの健康を守ってくれています。

たとえば食中毒の時がそうです。
それが毒であると判断できずに食べてしまった食中毒食品を、
腸は独自の判断によって下痢などで外へ排出し、
体に害を及ぼさないようにしてくれるのです。

また、腸が動く「ぜん動運動」というのもけっして脳が支持をしているのではなく、
腸独自の働きによってされているもの
です。

こうした腸の働きにより、私たちは健康で安全に生活できるようになっているのです。

・悪玉菌は本当に悪なのか

腸内細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」とおおきく3種類にわけられます。

その中の悪玉菌が増えすぎることが、脳に悪影響を及ぼすと先ほど説明しました。
しかしこの悪玉菌、本当に邪魔な存在でしかないのでしょうか。

悪玉菌には代表的なものだと「ブドウ球菌」「大腸菌」「ウェルシュ菌」などがあり、
発がん性物質を作ったりガスなどの毒素を産生するといわれます。

腸内環境は酸性に傾いているのが理想とされますが、
悪玉菌が増殖しすぎると環境はアルカリ性になり、
その結果免疫力の低下が引き起こされます。

このように悪玉菌は増えすぎると問題なのですが、
じつはまったく存在しなくなっても悪影響になってしまうのです。

悪玉菌が存在するメリットは、

  • 「肉類などのたんぱく質の分解を助ける」
  • 「赤ちゃんの免疫を活性化させる」
  • 「善玉菌の働きをサポートする」

ことなどが挙げられます。

悪玉菌が存在しなければ肉類に含まれるたんぱく質の分解が難しくなります。
牛肉や豚肉にも体を作るのに必要な栄養素が含まれていますが、
悪玉菌が存在しなければその栄養素の吸収が難しくなってしまいます。

また、赤ちゃんが成長する過程で、
悪玉菌が存在することで体に害を及ぼすものに対する免疫機能が高まるといわれます。

生まれる前は無菌状態であった赤ちゃんが独自の腸内フローラを形成する過程に、
悪玉菌の存在は不可欠なのです。

これらのことからも、
悪玉菌は増えすぎても少なすぎてもいけないということがわかります。

善玉菌:悪玉菌:日和見菌は2:1:7の割合で保たれるのが理想とされます。
自分の体の様子を見ながら、
自分自身と相談をしながら腸内環境をよりよく改善していく姿勢が重要になります。

なぜ美しい人は腸もきれいなの?

昔に比べて現代の女性はどんどん美しくなっていると感じます。
年々女性たちの間で美意識が高まっているのだと思います。
昨今、さまざまな美容法やアイテムが雑誌やテレビなどで取り上げられ、どんどん新しい商品も販売されていきます。
海外セレブの行っているダイエット法や美容法は日本国内でも流行しますので、普段から美意識の高い人たちは豊富な美容知識を持っていることと思います。
そして肌がきれいな人やスタイルがいい人のほとんどは、バランスのとれた食事を適度に摂っています。
最近では腸内細菌を体内に摂りいれることでさまざまな美容効果が得られるということがわかってきました。
腸をきれいにすることで得られるいくつかの効果について!

・肌がきれいになる

腸の状態が肌に映し出されると言います。
腸内環境が悪くなると「悪玉菌」の増殖が進み、腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。
そうなると便秘がちになり、老廃物が排出されずに体内に溜まりやすくなります。
そうなると溜まった毒素や老廃物が体内に広がり肌にさまざまな悪影響を及ぼします。
便秘に長く悩まされている人は「にきび」「吹き出物」「くすみ」などの症状がある方が多い傾向にあります。
また、腸内環境が悪いと血流も悪くなりがちなので、冷え性も悪化しやすくなります。
腸内環境をよくすることで、長年悩んでいた大人ニキビが治るというのはよくあるケースです。

・いつもハッピーな気分でいられる

緊張感やストレスからおなかを下したり、便通が悪くなるというのはよくある話です。
じつは腸と脳には深いつながりがある脳腸相関という関係があると報告されています。
また、うつ病などの精神疾患のある患者は、健康な人と比較すると腸内の善玉菌が不足して腸内環境が悪い状態にあるといわれています。
人が幸福感を感じるセロトニンというホルモンは、9割以上が腸で作られています。
脳にはわずか数%ほどのセロトニンしか存在しておらず、脳で不足するとこの腸のセロトニンが消費されます。
ところが腸内環境が乱れて善玉菌が減少していると、うまくセロトニンを作ることができなくなります。
日本人は欧米人と比較してもセロトニンの量が少なく、疲労感やストレスを感じやすいといわれます。
逆に腸内環境を整えていれば、毎日セロトニンが分泌され精神的に落ち着いて過ごしやすくなり、ストレス耐性もついてきます。

・アンチエイジング効果がある

さきほど、腸内環境の悪化で肌の調子もまた悪くなるとお伝えしました。
そうなると肌が乾燥しやすくなりしわの原因になります。
腸内環境が改善されると血流もよくなるので、全身の血の巡りが良くなり、肌が明るくなります。
また、免疫力を担う免疫細胞は、そのほとんどが腸内に存在するといわれます。
腸をきれいにして免疫を活性させることで、細菌やウイルスにも強くなり、体調も改善されます。またエストロゲンの作用によって幸福感も高まりますので、心身ともに健康で活動的になることができます。

・痩せやすくなる

腸内細菌と肥満には関連性があるといわれます。
太った人のもつ腸内細菌は健康な人のものよりもバランスが悪いそうです。
太ったマウスと痩せたマウスの腸内細菌を入れ替える研究では、入れ替えられた後のマウスの体形が逆転してしまったそうです。
健康な状態では善玉菌:悪玉菌が2:1の関係になっています。
しかし肉類の食べ過ぎや加齢、ストレスによって善玉菌が減り悪玉菌が増えてしまいます。
悪玉菌が増えすぎて便通が悪くなると余計にカロリーや脂質を体内に吸収してしまうため、悪循環に陥ってしまいます。
乳酸菌などの善玉菌をたくさん摂りいれ、腸内環境を改善することで痩せやすいすっきりとしたボディラインを作ることができるのです。

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1.森下仁丹ヘルスエイド ビフィーナS

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