産後の女性に乳酸菌がおすすめの理由とは?

私の好きなマンガの中で、主人公の母親が息子に対し「子供が生まれて育つのは、当たり前のことではないんだよ」と過去を振り返るシーンがありました。
妊娠して出産するというのは、命がけのことです。
小児医療の発達した日本でも、さまざまなトラブルによって赤ちゃんが死んでしまうことがいまだにあります。
母親側も妊娠中のトラブルから産後のホルモンバランスまで、体にいろいろなことが起こる変化の時でもあります。
自分ひとりのことなら多少は雑に扱うこともありますが、赤ちゃんのためにできることは何かないか、お腹の子のためには何を食べればいいのかをいつも考えていると思います。乳酸菌などの善玉菌を摂ることは、産後の女性にとってもさまざまなメリットがあります。

・産後に多い便秘を予防できる
産後の女性を悩ませるものとして「便秘」があります。
なぜ産後は便秘になりやすいのでしょうか?
産後は赤ちゃんに母乳をあげるために水分が失われがちです。
大人の体の60%は水分でできているといわれますが、この時期は特に水分補給が必要になってきます。
しかし赤ちゃんのお世話や悪露や体調不良などで水分を十分に摂れないことが多々あります。
また、産後3週間ほどはあまり動かずに寝て過ごすことが大切だといわれます。
「産後の肥立ちが悪く…」という言葉がありますが、産後に無理して動き回ると「子宮脱」「直腸脱」といった症状が起きてしまうことがあるのです。
このことからも、産後しばらくは寝て過ごすことが重要になりますが、それによって運動不足となり、便秘の原因になるそうです。
かといって授乳中は便秘薬などの薬にも頼りたくありません。
そんなときには乳酸菌を摂ることをおすすめします。
乳酸菌は腸内環境を改善し、ぜん動運動を促して便通をよくしてくれます。
乳酸菌は納豆やキムチ、つけもの、甘酒などの発酵食品に多く含まれます。
また、授乳中でも飲むことのできる乳酸菌サプリメントもたくさん販売されており、外出しずらい時でもネットで注文できるのでおすすめです。

・痔の症状の改善
いまや日本人の3人に1人が痔を患っているといわれ、国民病になるのではといわれています。
とくに女性は痔になりやすく、妊娠出産もそのトリガーの1つといわれます。
妊娠時には大きくなった子宮に圧迫された肛門部の血液循環が悪くなり、それが痔の原因になることがあります。
また出産時にいきみ過ぎることで肛門部をうっ血させ、痔になりやすくなるといわれます。
産褥期(出産からもとの体の状態に戻るまでの期間)の女性が乳酸菌製品を摂ることで、痔の出血量が大幅に改善されたという報告があります。
また、痔の再発や悪化を防ぐには体を冷やさないことが大切です。
腸内環境を整えると代謝が良くなるため、冷えの防止にもなります。

・赤ちゃんの便秘改善や免疫力の向上に
授乳中の母親が乳酸菌製品を摂っていると、母乳を通してその栄養が赤ちゃんへ運ばれ、便秘の予防や免疫力の向上などの効果が得られるとの報告があります。
赤ちゃんが泣き止まない原因として、おなかの調子が悪く気持ちがすっきりしないというものもあるそうです。
また、免疫力を高めておくことで、細菌やウイルスに強い体を作ることができます。
「母乳で育った赤ちゃんは病気になりにくく健康に育つ」といわれることがありますが、これは母乳によって乳酸菌などの善玉菌を体内に摂りいれることで便秘や下痢、感染症を予防することからきていると思われます。
体内の善玉菌が不足すると腸内トラブルや花粉症、アトピーといったアレルギー症状も出やすくなるといわれます。
お母さん自身が腸内環境を整えることが、赤ちゃんのこれからの健康に深く影響しているのです。