下剤ダイエットはなぜ意味がないの?

「なんだか最近便秘気味でおなかがポッコリ出てきたなぁ」
と悩む人は多いと思います。

とくに女性の半数は便秘の傾向にあるといいます。

そのためか、下剤を長期的に服用して排泄を促すという「下剤ダイエット」というものがありました。

たしかに一時的に便秘が解消され、
きつくなっていた服が入ったり、
溜まっていた毒素が出て行ったような気分になって
うれしくなると思います。

しかし下剤を服用して強制的に腸を働かせることは大きな負担となり、
結果として体調を壊す原因にもなります。

痩せたように感じてもそれは脂肪が減ったのではなく、
単なる消化管のカスが出て行ったに過ぎないかもしれません。

下剤ダイエットとは?

・そもそも下剤ダイエットとは何か
下剤ダイエットとは、
下剤を服用することによって
食べたものの栄養の吸収を少なくして排泄を促すという方法です。

これを行えばいつも通り普通に食事をしても
摂取カロリーを減らすことができると
一部の人たちの間で行われているようです。

しかしこれは体にとても危険な方法です。

下剤ダイエットを行うと強制的に腸のぜん動運動を起こさせるため、
繰り返し下剤を使用することで
消化管にかなりの負担がかかります。

また、それにより下痢になりやすくなるため、
気づかないうちに脱水症状に陥る可能性もあります。

そして長期的に下剤を服用し続けることで、
腸の機能が低下し、
だんだんと薬の効果が薄れたように感じるようになります。

それによってまたさらに多くの下剤を服用するようになると
腸を酷使して大きなダメージを与えることになります。

コロンクレンジングの意味

・宿便をかき出すコロンクレンジングの意味とは

「宿便を出せば痩せる」というイメージを
持っている人は多いと思います。

そしてその宿便というのは
塊としての便ではありません。

何メートルもある腸管の内側の壁に、
薄く付着しているものを宿便と考えています。

厚みはありませんが、
その総量は一人分で3kgを超えるといいます。

それらをかき出す「コロンクレンジング」というものがありますが、

そのかき出された宿便も
次の日にはまた腸管にびっしりと復活しています。

しかも便の半分以上は腸内細菌で構成されているといいます。

いくら出してもきりがなく、
むしろ出しすぎても私たちの腸内環境をむやみに乱す結果になるかもしれません。

なぜ下痢

・なぜ下痢をするの?

私たちは母親の胎内にいる間はほぼ無菌状態でしたが、
生まれて生活する中でたくさんの菌に感染して
腸内の常在菌のベースが決まっていきます。

下痢になるとこの腸内細菌も一緒に流されてしまうのですが、
そのベースは一生変わらないそうです。

下痢を起こしているときというのは腸内の大腸菌などの悪玉菌が優位になっているときで、
腸のぜん動運動が正常に機能していないことが原因です。

なにか細菌やウイルスに感染した場合や、
腐ったものを誤って食べてしまった場合などに下痢が起こり、
体に害のあるものを排除しようとします。

また過度なストレスも
慢性的な下痢を引き起こす原因になります。

長く下痢が続くと
脱水症状になる危険性がありますが、
そんなときは
野菜がたっぷり入ったお味噌汁を飲む
のをおすすめします。

これなら水分も摂れますし、
消化に負担もかかりにくく、
発酵食品である味噌には善玉菌が含まれますので
腸内環境を良好にする効果があります。

体質改善が必要

・下剤に頼らない体質改善が必要
私たちはすぐに目に見える効果を欲しがります。
それは下剤によって一瞬減ったように見える体重もそうです。

しかし腸内環境というのは日々の積み重ねによってつくられるものです。

一度下剤を使って便秘を解消したとしても、
腸内環境が整っていなければ
またすぐに便秘になってしまい、
どんどん下剤に依存してしまう恐れもあります。

腸内環境の改善には
善玉菌やそのエサとなる
食物繊維やオリゴ糖を摂ることが大切です。

また、
過度なストレスも腸によくないので、
太陽の光を浴びながら
適度に運動をして発散するのもおすすめです。