妊婦が乳酸菌を摂るべき理由

子供ができると世界が変わります。
それは自分を取り巻く環境が変わるということもありますが、自分の目を通して見えるすべてのものが、以前のそれとは違うように受け取られるからです。
妊娠中はつわりや体のトラブルなどで思うように動けないことが多々ありますが、食事だけは疎かにしたくないと考える人が多いと思います。
おなかの赤ちゃんのためにも栄養をたっぷり摂りたいと誰もが考えるでしょう。
腸を整えることはさまざまな面で健康に良いとされていますが、妊娠中の方にもとっても素敵なメリットがあるのです。

冷え性を改善して体を温める
妊娠中はおなかに脂肪がつき、胎児を守るクッションになったり冷えを予防します。
しかし日本人女性には冷え性の人が多く、手足が冷たくなることが原因でささいなことがストレスになることがあります。
また、難産の原因の1つに「体の冷え」が関係しているともいわれます。
腸内環境のバランスが乱れていると代謝が下がり、血流が悪くなりやすくなります。
しかし、乳酸菌などの善玉菌を体内に摂りいれることで代謝が活発になり血が全身にめぐって、冷え性が改善されやすくなります。

便秘を改善してマタニティーブルーを予防
妊娠中は便秘になりやすくなるといわれています。
それは妊娠すると「黄体ホルモン」とよばれる女性ホルモンが大量に分泌され、それが腸のぜん動運動を抑えたり、体に水分を貯えようと便の水分が減って排泄しにくくしてしまうのです。
また、胎児が成長するにつれ大きくなった子宮が腸を圧迫して血流を悪くしたり腸の動きを抑制してしまうのです。
便秘が続くと腸内の悪玉菌が増えすぎて、腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。
腸と脳には「脳腸相関」とよばれる深い関係があり、腸の状態が脳へ、脳の状態が腸へあらわれるという報告があります。
うつ病患者は健康な人と比較して腸内環境が悪いといわれます。
マタニティーブルーは日本人女性の半数近くがなるとされ、またその一部の人は「産後うつ病」へ移行してしまうそうです。
マタニティーブルーは産後数日で発症することが多いですが、妊娠中にも発症する場合があります。
自分の感情のコントロールができないだけでなく、赤ちゃんの発育にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
乳酸菌や、そのエサとなる「食物繊維」「オリゴ糖」を摂りいれることでぐっと腸内環境は改善されます。
便秘を解消し腹痛を予防するだけでなく、明るい気分でマタニティライフをおくりましょう。

赤ちゃんのアレルギーの発症を予防
母親が妊娠中に乳酸菌を摂ることで、子供のアトピーや花粉症などのアレルギーを予防する効果があると報告されています。
これは生まれた後に乳酸菌製品をとるのではなく、あくまでも妊娠中の摂取に効果がみられるというもの。免疫を担う免疫細胞のほとんどが腸に存在しているといわれます。
妊娠中のお母さんが乳酸菌をしっかり摂って免疫力を高めておくことが、子供の将来に深く関わるのです。

妊娠糖尿病を予防し、巨大児などのリスクを下げる
妊娠中のホルモン変化によって血糖値の上昇が続いてしまう「妊娠糖尿病」があります。
妊婦のおよそ8人に1人がなるとされ、母子ともにさまざまなリスクを伴います。
妊娠糖尿病と診断された妊婦は「胎盤早期剥離」「難産」「高血圧」などが起こりやすくなります。
また赤ちゃんも「巨大児」「心臓病」になるリスクが高まってしまうとされます。
妊娠糖尿病はとても恐ろしい病気ですが、妊娠中の母親が乳酸菌配合のサプリメントを摂っていた場合、妊娠糖尿病になりにくく巨大児の出生率を低減させた報告があります。
妊娠中の方は赤ちゃんと自分の将来のために乳酸菌を摂りいれていってほしいです。